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ドメインを取得してとりあえず使えるようにする手順

公開日: : 最終更新日:2013/07/26 サーバ運用 , , , , , , ,

この記事の所要時間:約5分17秒

ドメイン名。ウェブページの顔ですね。ちょっとネットワークに詳しい人なら結構意識していると思います。

今までドメイン名はMyDNSの無料ドメイン”ikuwow.mydns.jp”を利用していたが、サブドメインっぽくてどうもかっちょ悪い。

“mydns”という文字列から「ああこの人はMyDNSの無料ドメイン使ってるんだな。ドメインにお金使わないぐらいだからきっと動的IPで、DDNSのお世話になってるんだろうな」ということがまるわかりである。権力低そう。

奨学金も入って生活も安定してきたので、お金を払ってドメインを取得することにした。以下の3つの手順を行った。

  1. お名前.comでドメインを取得
  2. MyDNSのDNSサーバに取得したドメインを登録
  3. DiCE、Postfixの設定を変更

Cent OSサーバ自体のホスト名はまだ変更しないで、次の機会に回す。バーチャルホスト・バーチャルドメインは使用せず、単純に使えるドメインを付加する形。

お名前.comでドメインを取得

よくキャンペーンの広告を打っているドメイン取得代行サービス。私の利用しているプロバイダのGMOと同じ会社。FreeMLもやっている。いろいろと縁があるので今回もお世話に。

whois情報代行が無料だったのでもちろん申し込みました。whoisというコマンドはドメイン名の持ち主の情報を表示するコマンド。ドメインを申し込むときに、住所や連絡先を代行サービス先を通じてICANNという世界のドメイン等を管理している団体に教える。これを探しだすのがwhois。これをwhoisで個人情報がわからないようにダミーの情報を表示してくれるのがwhois情報代行サービス。

個人情報がわかってしまうので、少なくとも自鯖なら絶対に登録しておくべき。MyDNSの無料ドメインも自動でwhois代行してくれているようです。キャンペーンで無料といっているが、無料でないとサービスとしてはよくないのかも。

ドメインは初年度600円、更新料が1200円ぐらい。始めてのドメイン取得なので初年度が安いのはありがたい。

取得したドメインはikuwow.com。ほれぼれするぐらいシンプルでよい、と、自分では思っている。

ドメイン取得にそこまで難しい手順はなかった。

MyDNSのDNSサーバに取得したドメインを登録

お名前.comはDDNSサービスも提供しているようだが、DiCEを使った自動更新がこの2013年の2月あたりからできなくなってしまったらしい(リンク)。自動更新をするなら専用クライアントをインストールしろとのこと。ただしWindows専用。

DDNSは今まで無料ドメインももらっていたMyDNSにやってもらうことに。

まずネームサーバをMyDNSのものに変更する。お名前.comのドメインNaviにログインし、「ドメイン設定」→「ネームサーバの設定」から「他のネームサーバを利用」、プライマリとセカンダリをそれぞれns0.mydns.jp、ns1.mydns.jpにする。

スクリーンショット 2013-07-26 19.10.38

次にMyDNSの方の設定。既に無料ドメインをMyDNSからもらっていて、DDNSを使っている。別にDDNSを使うドメインを登録する場合は新しくマスターIDを発行しなければならない。つまり、別アカウントを作るということ。

そして登録。IP ADDR DIRECTから今のIPをとりあえず登録し、DOMAIN INFOにドメインを登録。

スクリーンショット 2013-07-26 19.16.30

これで「向こう側」の設定は全て完了。お名前.comのメールサーバの変更が最長72時間かかるらしかったが、6時間ぐらいあとに確認したら既に変更が適用されていて、新ドメインでもアクセスできるようになっていた。

DiCE、Postfixの設定を変更

DiCEの設定は、新しくイベントを変更するだけ。DiCEの設定の仕方まとめを参照。

Postfixの変更。/etc/postfix/main.cfmydomainmyhostnameは変更せず、mydestinationに登録したドメインを追加する。これだけで、今使っているikuwow.mydns.jpのドメインに加えてikuwow.comのアドレスでもメールを受信できる。IMAPログインは、おそらく証明書の名前が違うからできない。そのうち変更する。

/etc/hostsに書かなきゃいけないとは聞くけど、全然困ったことがない。ローカルからも問題なくアクセスできる。なんでだろ・・・?

Apacheはとりあえずそのままでも、ホームページの閲覧は可能だった。WordPressのログイン画面やphpMyAdminでSSL接続するときだけ、リダイレクトされたり証明書がおかしいと言われたりする。おいおいサーバのFQDNを変えるときになったら考えることにする。

DNSにも興味が湧いてきたので、バッタ本と呼ばれるオライリーの定番書を借りてきた。電車で読む。

 

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