MacやLinuxのシェルで使えるショートカットたち

この記事の所要時間：約3分21秒

Macでは「ターミナル」、GUIのLinuxでは「端末」と呼ばれているアレです。

個人用のコンピュータなんてなかった時代は、使用するときに「キーボードで入力された文字列をコンピュータに送る」と「コンピュータから送られてきた文字列を表示する」機能のみの「端末（terminal）」を使っていたわけですね。それに対して本体に直接接続して利用する端末をコンソールと呼ぶ。

このコンソールでユーザの操作を受け付けてOSのカーネルに伝えるソフトウェアを「シェル」という。bashやcshやzshなどいろいろな種類がある。

コンソールはUNIX由来のため、全選択+deleteなどのGUIショートカットは使えない。Macのコマンドキー（⌘）はほとんど出番がないんですね。使えるのは右側deleteキーぐらい。

こんな通常の文字入力のショートカットは様子が異なるシェルの操作を便利にするショートカットをまとめました。OSXのbashで動作を確かめています。もちろんデフォルトの設定のままでいけます。

これらを使いこなせればきっとスタバでのドヤ顔も捗りますね！

カーソルの移動

ctrl+B：カーソルを一文字分左に移動（Back）

ctrl+F：カーソルを一文字分右に移動（Forward）

ctrl+A：カーソルを行頭に移動

ctrl+E：カーソルを行末に移動

削除

ctrl+D：カーソル位置の一文字を削除（何も文字が入力されていない場合はログアウトする）

ctrl+H：カーソルの右側の一文字を削除

ctrl+W：カーソルから単語の頭（始めて空白が現れる）までを削除（カーソル位置は含まない）

ctrl+U：カーソルの左側の文字列を全て削除（カーソル部分を含まない）

ctrl+K：カーソルの右側の文字列を全て削除（カーソル部分を含む）

・・・・ログアウトにも使えるctrl+Dがなかなか便利です。”exit”や”logout”よりもずっとストロークは短くて済む。

コマンド履歴（ヒストリー）

ctrl+P：コマンドの履歴を一つ遡る（↑キーと同じ）

ctrl+N：コマンドの履歴を下る（↓キーと同じ）

・・・・上下キーと同じという点ではSafariで使えるショートカットキーと似ていますね。押すキーは多くなるけど、ホームポジションから移動しなくて済むのが利点。

その他

ctrl+L：ターミナルをリセット（クリア）

ctrl+Y：直前に削除した（バッファに保存されている）文字列を貼り付け

・・・・ctrl+Yで貼り付けられるのは上の削除コマンドで削除した場合のみなので注意。どれも削除したコマンドにバッファに保存する機能が付いている。つまり、deleteキーで削除した一文字は貼り付けられないということ。

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