NVR500にプロバイダの固定IPサービスを設定する手順
この記事の所要時間:約3分30秒
ついに私も、固定IPサービスを使うことにしました。ルータへの設定で若干詰まったのでメモ。自鯖を公開している人向け。
メールサーバも動かしていてしっかり活用しているので、固定IPを利用することになったのは必然かなと。動的IPの送信先は受信拒否されるところもあるというし。DNSサーバも立てようとするなら確実に必要になる。
NVR500に設定しましたが、恐らくYAMAHAの他のルータ(RTXシリーズなど)にもほとんど同じ手順でいけると思います。
固定IPサービスの申し込み
まず、プロバイダのサイトで固定IPサービスに申し込む。申し込むと、今までもらっていたID・パスワードの組の他にもう一つ、固定IP用のID・パスワードがもらえる。
私のプロバイダは固定IPの安さをウリにしているGMOBBなのでサクッと契約できた。IDとパスワードは以下の様な感じ。以下、いままで使っていたアカウントを「インターネット用」と呼ぶことにする。
インターネット用
接続ID *******.*@asb.gmobb.jp
接続パスワード ********
固定IP用
接続ID g*******-*@asb.gmobb-fix.jp
接続パスワード ********
NVR500の設定
ルータの設定。全てGUI。ルータのローカルIPにブラウザでアクセスしてログインする。
[プロバイダ情報の設定]→[プロバイダの新規登録]、[PPPoEを用いる端末型ブロードバンド接続(フレッツ 光ネクスト、Bフレッツなど)]を選択、[設定名]、[ユーザID]と[接続パスワードを入力]。
次に登録したプロバイダをどのPCに割り当てるかを設定する。[詳細設定と情報]→[自動接続先/複数プロバイダ接続の設定]で、「複数のプロバイダに同時接続する」を選択、同時接続方式は「コンピュータ(IPアドレス毎)のプロバイダ選択」。
次に出てくる画面で、ローカルIPアドレス毎のプロバイダ設定を選択する。固定IPの方を自鯖のIPに、他を全てインターネット用にすればよい。
そして設定トップからインターネット用と固定IP用のアカウントに接続する。通常のフレッツプランだとWAN側セッション数は2つまでなので、フレッツサービス情報サイトへの接続のアカウントなどに接続していた場合は切断しておかなきゃいけない。
設定完了するとこんな感じ。あとは固定IP用のプロバイダ設定にポート開放やらなんやらの設定をしなおすと完成。
詰まったポイント
- 今まで使っていたインターネット用ともらった固定IP用のアカウントの両方を設定する
- ローカルIPごとに接続するアカウント(プロバイダ)を設定する
ググっても簡単には出てこなかったので焦った。固定IPとインターネット用の動的IPと2つ使わせてくれるのね。
固定IPを契約したらもちろんこれだけじゃなくて、DNSのレコードの登録もしなおさなきゃいけない。動的IPのときのDiCEの設定などがない分楽だろう。さらばMyDNS。
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