「とろける鉄工所」が最終巻。嫁が可愛い。
この記事の所要時間:約2分32秒
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ついに迎えた最終巻。
街外れの小さな鉄工所。ワンマン社長のもとで毎日あくせく働く男たち。鉄を溶かしたりくっつけたり、ロボットの足場を作ったり、感電したり、火傷したり。そしてそれを支えたい娘と、寄り添う妻。世知辛いけどあったかい、溶接デイズへようこそ。
この漫画は鉄工所のほのぼのとした人間模様を描く。溶接あるある的な小ネタも多くて面白く、男のロマンに溢れている。
私は「嫁が可愛い系漫画」が大好きで、「中国嫁日記」や「理系クン」や「うちの妻ってどうでしょう?」などを愛読しているのですが、初めはそれらの一つとして読んでいました。
なかなかかわいいんですこの嫁。新しく買ってきたふつうの金属の棚を「ぶちかわええ〜」と愛でたり。北さんはその横でそのお粗末な溶接を気にするのでした。
可愛いといえば、大竹兄弟と同じ工業高校にいる川口さん。芸術としての溶接を愛している不思議な女子。双子の大竹兄弟を見て創作意欲に狩られる。よくわからないその謎のこだわりが愛らしい。ついでに今井さんのちょっとギャルっぽい嫁もなかなかです。
いや、可愛い女の子や嫁を見る漫画ではないのです。
いろいろと温かい人間模様がそこにはあるのです。
北さんに子供が生まれたり、さと子ちゃんのおばあちゃんが亡くなったり、よっちゃんはチキンで休みの日はゲームばっかりやってるし、小島さんは怒りっぽいようでもその腕は確かで優しい人間で、小島さんパン屋とか始めちゃうし、トラウマを思い出してボーンってなる人、社長は上の引用みたいにワンマンではないし、年に一度の社員旅行を何よりも大切にする人だし。
最終話は、北さんが持っていくのを忘れた弁当を嫁が子供を抱えながら仕事場へ持っていく話。あの見開き二ページは単純ながらグッと来てしまいましたね。
1巻から3巻までは編集者の謎のコメントなどがはいっていて鬱陶しいのが惜しいですが、あとからなくなるのでご安心を。
実にハートヲーミング。これから読み返したいと思います。
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